20代大学院生が考える「レールの上の人生は幸せか?」【幸福論】

考え方

「レールの上に乗った人生は幸せなのか?」

大学院修了を直前に控えて真剣にそんなことを考えるようになりました。

筆者は親や先生、大人の言う通りの人生を歩んできた人間です。

子供のころから勉強をして、良い成績をとって、有名大学に進学して、大手企業に就職。

人によっては順風満帆な人生というかもしれません。しかし私は、全く面白みがないつまらない人生だなと感じてしまいます。

そこでこれまでレールの上の人生を歩んできて、24歳のこの年齢で思うことを書きたいと思います。

レールの上の人生とは?

定義を考える

私の思うレールの上の人生というものを記してみました。

0~15歳:大きな反抗期もなく親の理想通りに生きる

15~18歳:地元の進学校に進学し勉強に励む。

18~22歳:有名大学に進学しそつなく過ごす。

22歳~:大手企業に就職

人生の中で特に”就職するまで”が敷かれたレールの上であると感じます。就職して社会人になった後は、家庭を持ったり、会社で出世したりと、「自分の考えや力で切り開くもの」だと筆者は考えています。

筆者の経歴

ここで私の経歴について記します。

親には「勉強をしていい大学に入ればいい人生を送れる」と再三言われて、その言葉を鵜呑みにして生きていました。

教育に熱心な親だったということもあり、小学校の頃からそこそこ勉強をして中学では塾に通いました。中学3年生~高校2年生の時期には一時的に反抗期になりましたが、高校3年生になるとそれも落ち着き受験勉強に励みました。

結果的に旧帝大に進学することができました。大学ではそれなりに友達もでき、就職のために特に何も考えずに流れで大学院にも進学しました。

そして就職活動を無事終え大手企業から内定を頂くことができました。そして今これを書くに至ります。

大学院にまで行ったので年齢は違いますが思い描く一般的なレールの上の人生と同じではないでしょうか。

レールの上を歩いてきて何を思う

これまでは一見すると、順風満帆な人生を送ってきたかのように思えます。

しかし、そんな人生でこれまで自分の力や考えをもって本気で何かに打ち込んだという経験はありません。もう少し何かやってくればよかった本気で取り組めることを探しておけば良かったと心の底から思っています。

先にも言いましたが両親は「レールの上の人生」を歩ませてくれました。親に対してはここまで何不自由なく生活させてくれたことにとても感謝しています。ただ、もう少し別の道も見て見たかったたなと心の底では思っています。

塾に行くのも親の意思、習い事も親の言う通り、自分で何かやりたいと思ってやらせてもらったことはなかったなと。とりあえずレールから外れないようにと。それで何が出来上がるかというと自分の意志で行動できない「学歴しかない人間」が出来上がります。

ふとした時に思うのは、私には人生の目標も夢がないということです。企業に就職した後も、そつなく業務や人間関係をこなし、30歳くらいで結婚して(自分の理想です)、子供を産んで育てて…65歳で退職するまで働く。そんな人生を歩むんだろうなと漠然と思います。

理想と現実

 私は「結果を問わず一つの大きな夢に向かって努力している人」にとても惹かれます。 夢のために安定を捨てて努力する、その生きざまがとてもかっこいいです。尊敬なのか憧れなのか、はたまた嫉妬なのか分かりません。ただ夢を持っている人がうらやましいんだと思います。もちろん理想はそういう人生、刺激的で楽しそうだなと思います。

ですが理想と現実は違います。私は社会に一度も出ないまま24歳になってしまいました。高校を卒業して就職した友人は社会人6年目です。私はあまりに出遅れました。社会人としても人間としてもあまりに未熟者です。その溝を埋めるためには今から夢を追う時間なんてありません

「24歳なんてまだまだ若くてこれからだろ」という方もいると思うし、そういう意見があるのも分かります。ですがレールの上を歩いてきた私にはそれが理解できません。これまで大きな失敗もすることなくここまで歩いてきたために現在の生活を捨てる勇気がありません

幸せとは何か?今後の人生について

「自分にとっての幸せとは?」

そう考えるようになりました。私の将来の夢はただ漠然と「幸せになりたい」ということです。レールの上を生きてきた自分は幸せについて考えなくても問題ありませんでしたが、社会人として自分で歩いていくためにはそれを考える必要があります。

色々考えましたが「ストレスフリーで心が満ちている状態」かなと思いました。

私が幸せに感じるのは、美味しいご飯を食べているとき、何かを達成した時、好きなことをしているとき、、、常に心は満たされそこにわだかまりは一切ありませんでした。

私の究極的な理想は「夢を見つけてそれを叶える」ことです。しかし安定を捨てて夢を追う勇気はやっぱり私にはありません

そのことを知り合いに相談したら夢を追うのもいいがリスク管理を続けることができる人間が一番かっこいいと言われ、私にはそれが性分だと思いました。まだ、夢や目標を追ってみたいという気持ちもありますが現実の中で生きようと思います。これからの人生、結婚や出産など様々なライフイベントが控えています。心の底からの幸せを感じられるように今できることに全力で生きていきます。。

最後に

まだまだ私は未熟です。社会に出たこともなければ結婚をして子供がいるわけでもありません。

30代になったら、子供が生まれたら、また綴りたいと思います。

もう少し大人になったら見える景色も変わってくると思うから。

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